20.海側の世界遺産地帯 |
大川の滝から屋久島灯台の間の道は世界遺産地域を通っている。屋久島が世界遺産といっても指定されているのは島の約20%だ。そして海にその地域が海に面しているのはこの一画だけなんである。それと無関係とは思えないのだが、この部分の道路(西部林道という)はやたらと狭い。島の外周道路はここ以外はセンターラインのある快適な道なのだが、ここは世界遺産になったこともあってずっとこのままらしい。 登山道の近くでもよく見かけたが、このあたりもすごいサルの数だ。こいつらタチが悪くって、道を完全にふさいで、車がすぐ側まで来てもどこうともしない。クラクションも無意味。車の方が狭い道のぎりぎりまで寄ってなんとかすり抜けると言った按配。 実際この島のサルの被害は深刻で、農作物は食い荒らす、人に襲いかかったりするとやりたい放題だ。作物を作っても全部やられてしまうので、農家を辞めた人もいるらしい。 |
21.ふと見つけた灯台 |
林道も終わりに近づいた頃、海側で視界にふっと白いものが入った。灯台だ。なかなかいい感じで立っている。 少し先の灯台への曲がり角を左折する。細い急な道をしばらく行くと灯台にたどり着いた。名を屋久島灯台という。 ここには誰もいない。 旅行者もここまではあまり来ないらしい。 夕陽をあびた白い灯台は美しかった。午前中の豪雨がウソのような穏やかな優しい時間が過ぎていた。そしてここは僕のお気に入りの場所になった。 たくさんのススキの穂が風に揺れていた。ここにも秋の気配は確実に忍び寄っていることを感じさせてくれた。 |
22.虹がかかったよ |
灯台の手前で林道は終わり通常の道に戻る。ずっと下ってくると、永田という集落に出てくる。 見あげた空に虹がかかってた。半円にはなりきれてなかったけど、青空の下でそれはとても美しかった。 |
23.海亀の里で見た夕陽 |
永田には有名なスポットがある。ここのいなか浜という海岸は日本一の海亀産卵地として知られている。 5月〜7月にかけて海亀が産卵に来る。産み付けられた卵は8月〜9月にかけて孵化し小亀が海に帰っていく。今回はシーズンじゃ無かったけど、いつか亀の産卵を見てみたいものだと思った。 亀は見れなかったけど、でっかい夕陽は見ることが出来た。 |
屋久島
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