ステファン寺院の前で


1.お土産なら
  帰国の日、出発は午後なので、少し土産物をあさる。天気は曇り。

ケルントナー通りを中心に雑貨関係を物色してみたが見事にぴんと来るものが無い。ウィーンって意外にインパクトのある雑貨系が少ない。いろんなもの売ってるけど、プラハのボヘミアングラスみたいなこれっていうのが無いからね。しょうがないので、成り行きでザッハーに行く。縁起物なんでついでにデーメルにも足を伸ばす。。

結局、ちょっとしたお土産ならザッハーやデーメルがやっぱり便利。特にデーメルは小物系のお菓子が充実。さすが原宿に世界唯一の支店があるだけあって、日本人の心がわかってる?
3.感謝
  空港にて

ハイジとお茶を飲みながら、行き交う人を眺める。

ここウィーンは永世中立を表明しているので、いろんな人種の往来が盛んだ。もちろん日本人もたくさんいる。

最期に最大の感謝を伝えた。このときはあまり会話も盛り上がらなかった。またいつでもおいでと言ってくれたのがうれしかった。

時間が来た。スペインでもそうだったが、ヨーロッパ式の頬をよせてチュッ、チュッってやつ、シャイなので(笑)いつもどきどきする。さぁ旅人はうちに帰らなくちゃ。

帰りの飛行機は見事にスケジュールどおり、成田に向けて飛び立っていった。
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2.空港へ
  そうやってみやげ物を物色してるうちにも雲行きがどんどん怪しくなってきた。真っ暗な空、これはどう見ても降る。デーメルを出た頃にはぽつぽつ来ていた。ホテルまで近いので、あわてて駆け戻る。

見る間に土砂降りの雨。まったく最期までよく降る雨だ。だが、今朝の雨はすこぶるつき。たたきつけるとはこのこと。

ハイジが車でホテルまで迎えに来てくれた。空港まで送ってくれる。正直、この状態で空港まで荷物ひきづっていくのはうんざりなので、大変にありがたい。

市内を抜けて空港へ向かう。1週間足らずの滞在でも十分愛着はわく。名残惜しい。

2004年5月8日(土)〜
シュテファン寺院内部

4.日本発
  もうあれから3ヶ月以上たつ。

ハイジは今年の夏もスペインで語学学校に行ってる。今年はカディスの近くの町だそうだ。僕も行きたいけど2週間のお休みは今の環境じゃちょっと取れそうに無い。

あれほど歓迎してくれたハイジでさえも、日本に遊びに行きたいとはついに一言も言わなかった。日本って、ヨーロッパの人たちにとって、たぶん全然意識も魅力も無い国だ。せいぜい金持ちで物価が無茶苦茶高い国ってことぐらい。でも魅力の無い国じゃ無いってこと、ほんとうは僕たち日本人が一番よく知ってる。オリンピックで勝った勝ったと小さいナショナリズムに盛り上がってるヒマがあったら、もっと国あげて世界にアピールする体制をしっかり作らないとダメだと思う。

ウィーンにはきっとまた行くだろう。オーストリアもウィーンもまだ全然周れてないし、ハイジにもまた会いたいから。そう、近いうちに

もうすぐ夏が終わる。そして僕はまた旅にでる。だって世界は広いから。
一気に雲行きの怪しい王宮付近

プラハの青かった空

ウィーン

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