13.超レア | |
ンゴロンゴロにはキリンとインパラを除く東アフリカ界隈の主要な動物はほとんど生息している。ここの生態系はアフリカの縮図なのだ。さらにここには絶滅危険種のなかでも本当に絶滅寸前の動物がいる。クロサイだ。全世界あわせても2500頭ほど。角目当ての乱獲でここ何十年かで数が激減してしまったのだ。このあたりのNPでは、ここに20頭ほどと、後はケニアのマサイマラに1頭いるだけだそうだ。(もっともまだ数がいる頃に日本の動物園にも輸入されており、野生にこだわらなければ日本でも見ることはできる) 大型ネコ系を求めてさまよっていた僕達は、とある場所にサファリカーが集まっているを見つけた。このパターンでまず思い浮かぶのはライオン。そう思って駆けつけてみると、そこにいたのはクロサイだった。 |
14.クロサイ | |
遠い。 残念ながらちょっと遠すぎる。 この日は風が少し強かったため、サイは風よけのためにブッシュにしゃがんでいるらしい。何やら黒い塊らしきものが見えているだけだ。でもさすがレアアイテムだけあって、そうこうしてるうちにも後からものすごい数のサファリカーが集まってくる。Yさん達の車も来た。 クロサイは周りの喧騒もどこ吹く風、じっとしたまま動こうとしない。バッファロー言われても納得できそうな見え方だ。いつまでもいてもしょうがないので、ほどほどで移動することにした。 他をまわって再びここに戻ってきたら、あいかわらずそこにしゃがんでいた。なんともマイペースなことだ。 |
16.カバのいる風景 | |
湖にはずっとカバの群れがいる。食事場所とそんなに離れていないのだ。カバは普段はおとなしいとは言え、怒らせるととても危険な動物。こんな近くでわいわいやっててほんとに大丈夫なのかと思うが、カバの方も慣れているのか全く気にする様子が無い。 ここはカバが多い。他の湖でもまとまったカバの群れを見た。動きがユーモラスなのでずっと見ていても飽きない。カバを見ながらの昼食。体験したいならぜひンゴロンゴロへ(笑)あ、でも鳥には十分注意。 |
17.宿願 | |
実はケニアのときから一度も見ることの出来ない動物がいる。チーターだ。 ンゴロンゴロは限られたクレーターの中だから、なんとかなるんじゃないかと思ってたが、そう甘くは無かった。最後の方はほとんどチーターハンティング一本で、コンベもかなりがんばってくれた。 はるか彼方、コンベがなんとか視認できるぐらいのところにいることはいたのだが、ここはフィールドの制約が多く近づくルートが全く無い。 結局、ここでも見る事はかなわなかった。残念だ。 |
15.油断大敵 | |
一通り草食動物を見終わるとどうしても見たくなるのがライオンを始めとする肉食系の動物。ライオンはそれなりにいるそうだが、この日は不作。いや発見はするのだがどれもみな距離が遠いのだ。 クレーター内を西へ東へ南へ北へ。文字通り駆け回った後、お昼を過ぎたので昼食場所へ移動。小さい湖のほとりに車から降りても安全な場所が確保されており、すでにたくさんのサファリカーが止まってランチをとっている。僕もコンベと一緒に湖のほとりに寝そべってランチを食った。この頃には空はすっかり晴れて日差しがまぶしかった。 食事にあたって、コンベに十分注意されたこと。それは鳥。食べ物を脇において油断しようものなら、サッとかっさらっていく。メシを食い始めるとそれとなく近くに下りてきて様子をうかがっている。メシもゆっくり食えない。 |
タンザニア
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