12.国旗降揚 |
バスは出発地点とほぼ同じところに止まりここで解散、一時の行動をともにした人たちはばらばらに散っていってしまった。僕とダッフルはすっかり疲れきっていたが、ひとつ景気良く北京ダックでも食うかと中国有数の繁華街王府井に向かって歩き出した。 途中天安門広場を通って行く事になるのだけど、昨日と違ってまだ明るく、広場には観光客やら散歩する人やらたくさんの人が集まってた。 人だかりがしていたので、行ってみるとそこはどうも国旗掲揚台で、これから国旗を降ろす儀式があるらしい。たくさんの人並みの後ろから背伸びしてみていると天安門から、衛兵が集団で隊列を作ってでてきて、そこから一連の流れに沿ってゆっくりと国旗を降ろしていく。寒い中毎日これをやってるのかと思うとご苦労なことだけど、衛兵の顔はとにかくサイボーグのように無表情で、そんな感情などちっとも窺い知れなかった。 旗が完全に降り、人並みが崩れるのにあわせて僕達も再び王府井への道を急いだんだ。 |
11.明十三陵 |
続いて「明の十三陵」へ。ここは明の13人の皇帝の墓が固まっているんだ。公開されてるのは3つだけでそのうち僕達が見たのは最もポピュラーな「定陵」と呼ばれる第14代万暦帝の墓だった。ちなみにこの万暦帝という人は豊臣秀吉の朝鮮出兵に対抗して援軍を送った人だそうな。 スケールはこちらも大きくて、地下深くまで掘られた地下宮殿など見ごたえは十分だ。でも、正直言うと長城で燃え尽きちゃってた。疲れた体をひきずって周った観光スポットではどんなにすごくてもそれほど響くものは無かったりする。 これにて観光は終了。バスの中では爆睡状態。あたりの状況を全く把握しないまま、気がついたらもうすぐ前門というところまで来ていた。今日一日の運動量はものすごいもんで、さすがに疲れた。 |
13.王府井で |
王府井は、さすが北京有数の繁華街だけあって人でも多い。ちょっと横道に入ったら露店が並んでいたので、思わずそそられて山西刀削面を頼んでしまう。支払でうまくごまかされ、20元巻き上げられてしまったのが口惜しかった。まったく油断もスキもありゃしない |
北京の旅
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