1.タンザニアとキリマンジャロ山のデータ | |
タンザニア |
面積:94.5ku(日本の2.5倍) 首都:ドドマ 人口:3,200万人 言語:スワヒリ、英語(その他部族の言葉含め全部で126種) 日本との時差:6時間 通貨:1タンザニア・シリング=0.18円ぐらい 1964年にタンガニーカとザンジバルが合併して成立、国土の25%が自然のままという動物大国。また世界遺産ストーンタウンをはじめとするザンジバル島の遺跡も有名。あと、ケニアとタンザニアは違う国なので混同するのは失礼。注意しましょう。 |
キリマンジャロ山 |
ご存知アフリカ最高峰。ヘミングウェイの小説のタイトルでも有名。その美しい姿ゆえに信仰の対象でもあり、マサイ語では「ヌガイエ・ヌガイ(神の家)」と呼ばれている。ちなみにキリマンジャロとはスワヒリ語の
Kilima(丘)、njaro(輝く)の意味。キリマンジェロと呼ぶ方を見かけたが、スワヒリ語はスペイン語のようにローマ字読み言語なので、たぶんキリマンジャロと言ったほうが原音に近いと思う。 この山、ケニアにあると思ってる人もいると思うけど、実は完全にタンザニア領内にある。昔ケニアがイギリスの植民地でタンザニアがドイツの植民地だった頃、ときのドイツ皇帝ヴィルヘルムU世がキリマンジャロがアフリカ最高峰であることに目をつけ、イギリスに頼み込んで、当時イギリスとの国境付近にあったこの山をタンザニアの領土にしてしまったのだそうだ。今にして思うとドイツがタンザニアに残した数少ない義挙の一つかも知れない。 ・標高:5895m(アフリカ最高峰) ・シラ峰、キボ峰、マウェンジ峰を持つ。一番高いのはキボ峰 |
2.アクセス | |
もちろんアクセスについてはいろいろあると思うけど、一般的なのはケニアのナイロビに到着して、タンザニアに移動するパターン。タンザニアの中心都市はダル・エス・サラームだけど、キリマンジャロにはナイロビからの方がはるかに近い。 ケニアからキリマンジャロへはこれもたいていの人がナマンガから国境越えをすると思うけど、審査は至って簡単。要は20ドルが欲しいだけ。 登山の起点になるにはタンザニアのモシという小さな町か、あるいはアルーシャという比較的ちゃんとしたタンザニア第三の街。アルーシャへはナイロビからシャトルバスが運行されていて、僕はこれを利用した。5時間ぐらいかかる。 |
3.登山ルート | |
ガイドに聞いたところ、登山ルートとしては7,8ルートあるそうな。このうち一般的なのはマラング・ルートとマチャミ・ルートで、ほとんどの登山者はこのどちらかを選ぶらしい。 マラング・ルートは頂上までほぼ一直線の登りで、道も整備されており、ほとんどロッジに近いノリの豪華山小屋も完備している。山初心者はたいていこのルート。一方マチャミ・ルートは聞いた話では道は整備されてるものの、大きく迂回するルートだそうだ。また山小屋が無いのでテント泊まりになる。 全ルート経験者の山ガイド、リチャードはマチャミ・ルートが一番好きだと行っていた。マラング・ルートも悪くないのだがあまりにも人が多すぎるのが欠点だそうだ。 ちなみにどのルートをとるにせよ、ライセンスを持ったガイド無しの登山は認められてないので注意。ポーターは必須じゃないけど、高所で重い荷物を持って登るのは相当な地獄だよ。 ○マラング・ルート(一般的なパターン) 通常5日間のコース。ただ高度順応日を一日おく6日間のコースも一般的。 1日目 マラングゲート(登山口、1550m)〜マンダラ・ハット(2729m) 2日目 マンダラ・ハット〜ホロンボハット(3780m) 3日目 (6日間の人はここでさらに一泊) ホロンボハット〜キボハット(4750m) 4日目 キボハット〜頂上〜ホロンボハット(下山) 5日目 ホロンボハット〜登山口 |
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