8.マサイ村へ |
翌日、近くのマサイ村を訪れた。 村に近づくにつれてものすごい匂いがたちこめる。何のにおいか?実はマサイ族の家の壁は牛の糞をぬりたくってできているのだ。乾いてしまえばただの土壁だが、生乾きの分には糞である。ハエもすごい。テレビ番組でアフリカの原住民の顔にハエがいっぱいたかってるのを見たことがあるが、どうもこれは牛の糞が呼び寄せてるようだ。僕達にもいっぱいたかってくる。虫除けスプレーなぞ完全に無意味だ。 すすめられて、マサイの人たちのダンスに加わった。テレビで見た人もいると思うが、ジャンプ力が命だ。一緒になって飛ぼうと思ったが、ジャンプ力が全く違う。失笑を買って退散した。 手先も器用でビーズを使った工芸品なども作って売っている。火も2本の木だけであっという間に点火してしまった。このへんはさすが狩猟民族といったところだ。 マサイの家の中にも入る。最初は暗くってよくわからなかったが、目が慣れてくると、余り広く無い部屋がいくつかあるのがわかる。皮をはったベッドは思ったほど悪く無かった。 ちょっと離れたところにある青空教室も訪問した。この国の人はこんな不十分な施設でも英語、スワヒリ語、部族の言葉の3種類しゃべってしまうのだ。口惜しいやら情けないやら・・・ |
9.ロッジでの過ごし方 |
ロッジの食事は旅行中通して、どこでも同じような西洋風の料理で、特筆すべきものはほとんど無かった。味は日本の方がはるかい美味い。全てが大味。予想してたことではあるけれども。 昼間はたいてい読書をしていた。プールなどで時間を過ごすのもまた良い。暑いとは言ってもそれなりに標高もあるし、湿度も少なく、直射日光を浴びなければかなり快適な時間を過ごせる。 キリマンジャロがバックなら当然ヘミングウェイと行きたいところだ。だが読んでいたのは司馬遼太郎だった。旅に出ると歴史小説を読む。普段は全く読まないのに。 アフリカが好きな人というのは、野生動物だけでなく、こんなゆったりした時間を過ごせることにも魅力を見出しているのかもしれない。 |
ケニアの旅
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