29.最後のゲームドライブ、最後の夜 |
夕方には最後のゲームドライブだ。体調もほぼ戻った。いよいよ総決算だ。すべてを懐かしむように車が走っていく。 昨日のライオンの親子は同じようなところにいた。今日は体調が良かったのでしっかり眼に焼き付けた。ライオンもシマウマもキリンもゾウもいよいよ最後だ。夕陽をあびるシマウマは最後まで美しかった。 夜、ガイドのオガオさんと一緒に飲む。オガオさんが実は27歳だったことが判明。絶対上だと思ってたのだが。高校を出てナイロビのホテルでアルバイトしているときに日本人のお客さんがそこによく来ていて、相手してるうちにだんだん日本語を覚えていったそうだ。日本語はきれいな文字だと言っていた。 日本に行ってみたいけど高すぎてとても行けないそうだ。今の仕事でお金がたまったら、マタツ(小さい乗合バスみたいなもの)の仕事をやりたいと言ってた。 |
30.時間は過ぎて |
あっというまに日々が過ぎた。 明日にはケニアを離れなければならない。 その夜ベッドの中で、過ごしてきた行程を思い出していた。ほんの少し前まで、アフリカなんて一生行くことのの無い遠いところだと思っていた。でも僕は今ここにいる。 初めて海外に出て、人間って同じでもあり、全く違うとも感じた。やはり奥が深い生き物だと思う。 動物達はこの大地をもってしても、自由に住むことは出来ない。結局は国立公園という限られた区域の中での自由に過ぎないのだ。 だが、それでも僕はこの大地が好きだ。 「いずれまた来る」固く誓いながら眠りに落ちた。 |
ケニアの旅
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