@ ガラパゴスオットセイ
  ヨットは夜のうちにイサベラ島の北端をまわって朝にはサンティアゴ島のジェイムス湾付近まで来ていた。今日の早朝トレッキングはプエルト・エガスへ。今回の目玉はガラパゴスオットセイだ。オットセイはそれなりに数はいるんだけど、岩場を好んだり日中は余り行動しないなどの理由で、ほぼ確実に見られるのはここだけなのだ。

この島は諸島の中でもかなり早くから人が入っていたし、90年代前半には塩田業を試みていたこともあったそうだ。当時の建物類が少し残ってる。当然家畜としてブタ、ヤギさんが持ちこまれお気まりの野生化。おかげで腐るほどいたリクイグアナさんは完全に絶滅してしまった。

トレイル・ロードは植生群を抜けて再び岩場に到達。このあたりはたくさんのウミイグアナとアシカが寝そべってる。その岩場の一つにただ一頭ねそべっているガラパゴスオットセイがいた。

まぁはっきり言って、アシカとぱっと見の違いはよくわかりません。毛並みは確かに良いかなぁ。まぁこの環境じゃ逆に暑そうだけど。
C 地獄のシュノーケリング
  ジェイムス湾やバルトロメ島付近の海も海生生物が豊富で、いくら冷たいといっても、ここのシュノーケリングは外せない。相変わらず天気はぱっとしなくて、水はかなり冷たそうだけどガマンして海へドボン。

この日はまさに地獄だった。ちょっと魚に気を取られるとすぐに置いていかれてしまう。何度もおぼれかけ、ボリバーが鬼に見える。サメなんて探してるヒマも無い。途中から完全に遅れてしまった。海面に顔を出して周りに誰の姿も見えないとけっこう恐怖だ。幸いパンガが僕の近くにいるのでいざというときには乗船すればいいんだけど。

その後ずいぶん遅れて岩場にいるみんなに合流。ふっと見ると岩の上にペンギンがたくさんいる。でも僕の体は寒さで凍えてるし、足はパンパンで疲れて倒れそう。ちょっと体の位置を直そうと水中の足を動かした拍子に片足がつってしまった。そしてその足を支えようとした拍子にもう一方の足までつってしまった。しかものたうち回りながら「足がつる」という英語がわからない(笑)。そりゃもう船に戻ってさっそく辞書をひいたよ。

そんなわけで、皆さんも外人サンに囲まれてシュノーケリング中に足がつったら(無いって)迷わず「I'm cramped!」何もしてくれないかもしれませんが、とりあえず大変だということはわかってもらえます(笑)。
A 絶景、バルトロメ島
  ほんとはこの日午前、午後2回のシュノーケリングが予定されてたけど、トレッキングに時間がかかった関係で、午前のはキャンセル。ま、でも一日2回もシュノーケリングしたら凍死しそうなので、ちょっと助かる。

一眠りしてるうちにヨットはバルトロメ島に移動。小さい島だが、諸島の中でも屈指の有名な島だ。たいていの人はここを訪れるはず。

上陸したところは、見事に何も無い岩場。途中から小高い丘に向かって人工の階段が伸びている。すると突然みんなもくもくと早足で登り始める。「何でやねん!」と、思いつつ、日本男児たるものやはり負けられんと、がんばる。周りの風景を見る余裕も無くひたすら頂上だけをみながら汗だくで登る。おかげであっという間に頂上到着。

なぜこの島が屈指の人気ポイントなのかは頂上からのスペシャルな風景を見ればすぐわかる。諸島を代表する風景としてよく出版物にも使われてる。少し曇りがちだったものの、その絶景は十分に味わえた。僕達以外に誰もいなかったし、ここでしばしのんびり。曇ってるせいで直射日光が厳しくなかったのは助かった。
D 突然の来訪者
  ヨットに戻って、熱いシャワーを浴びて生き返る。ほんとシャワーっていいねぇ。後は夕食までのんびり。HP作成のことを考え、ヨット内の写真を撮影する。ははは、イヤな旅をするようになったもんだ。クルーもそんなにたくさんいるわけじゃないので、いまやすっかり顔なじみ。船長のマノロとしばらく話す。彼は以前どこかで日本人の船員と一緒だったことがあるそうだ。船長と言うわりにはちょっとシャイなところがあるけど、そのぶんすごく優しい人だ。

突然モーターボートがやってきて、一人の女性を降ろしていった。何だろうと思っていたら新しいお客さんだ。このクルーズは大型船のように途中で客の入れ替えをしないので、途中参加は本来あるはず無いのだが、意外に融通がきくもんらしい。女性の名前はキャサリン。カナダの人だ。これで乗客は6人になった。

夕食は相変わらずあんまり食べられない。おまけに下戸なんで、お酒にも付き合えない。陸上だったら、食べられるのに・・・。船長に負けず劣らず人が良かったコックのセザには全くもって申し訳無かった。


この日もやっぱり星を見た。6人になってちょっとにぎやかになった。キャサリンは見た目クールな感じだが、話して見るととても気さくな人だ。仕事できそ〜なイメージ。
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8. 旅行記
(2) 旅行記 2003年5月1日(木)
@ ガラパゴスオットセイ
A 絶景、バルトロメ島
B ヴァージのワークアウト
C 地獄のシュノーケリング
D 突然の来訪者
ウチワサボテンとたわむれるヴァージ
みんなは全然余裕
わしゃ、死んどったけんね
オットセイとじゃれるトレイシー
ご満悦
ブリーフィングの時に使うホワイト・ボード、ボリバーが毎日書いて説明。これはこの日の行程分
近くにいた大型船レジェンド号、ボリバーいわく「サウナやジムまであるんだ」、でも、もちろん誰もあっちの方が良いとは思っていない。たぶんボリバーも。
ヴァージ飛ぶ?
ティーチャーズペットと言われていたエリカ
B ヴァージのワークアウト
  ヨットでのんびりしてたら、突然召集がかかる。行ってみるとヴァージがみんな(含む、ぼりばー)を連れて前デッキに移る。そこでみんな並んで、何をするのかと思いきや、ヴァージがインストラクターになって突然ワークアウト?開始。乗客全員とボリバーが固い体をひぃひぃ言わせながら体を曲げる。

ヴァージってマジで資格でも持ってるのかしらん?スタイルいいし。リズム良く慣れた感じで次から次へといろんなストレッチ。スーパーガイド、ボリバー様もここでは形無し。僕以上に固そうな体を苦しそうに曲げている。

フルコースきっちりこなして終了。狭い船上で良い運動になった。だんなのマレクはファイナンス関係でロンドンで個人事務所をやってるという話だし、う〜んこの夫婦やはりあなどれん。
ここでやりました〜







あの日、ガラパゴス諸島にて −ガラパゴス諸島旅行記−

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