1.ハバナ
ハバナ・ビエハも観光客通りはにぎやかで、ホテルなんかもあって、洗練された雰囲気があるのだが、一本裏道に入ると、建物はオンボロだし、ゴミは積み上げられてすごい匂いがしてるし、2階の住人は生活用水を上からバケツで捨ててるし、かなりすごい光景が展開する。

ここを歩いていても人は旅行客にはほとんど関心が無いし、闇屋もそれほど声をかけてこない(でもいるが)。でも、愛想の無い人たちもカメラを向けると笑ってくれたりする。もちろんこの状況の方が普通なんだってことは考えなくてもわかることだけど。

実は旅の最後の方は、ほとんど写真を撮ってない。ハバナの街を歩いていて、ヒネテーロ(闇屋)にうんざりしたということもあるし、こう言った貧しい風景を撮ることに抵抗もあった。僕はカメラをバッグにしまってむやみに歩き回っていた。
普通のタクシー、ココタクシー(右写真)、ビシタクシー(チャリ)、馬車、徒歩、バスなどビエハ散策にもいろんな方法がある。キューバの一般タクシーはメーター付(下手に値段の交渉しない方がいい)なので、まずタクシーを使って、値段の感覚をつかむのがいい。他の乗り物はみんな交渉制(バスは違うな)だけど、馬車はともかくココやビシはこれより高いことは絶対に無い。キューバに来たからには一度は利用してみたい乗り物だけどぼられないようにね。

とにかく一般キューバ人は1ドル稼ぐのも大変なのだ。現在、この国の一番の問題はこの格差にある。この国が好きなら安易にドルをばら撒くことは極力避けたい。
オビスポ通りはアルマス広場の北側を走っており、ホテルやレストラン、いろんあショップが建ち並ぶ洗練されたストリート。観光客がわんさか歩いているし、闇屋もいっぱいいる。レストランからは音楽があふれてる。石畳も良い感じ。

外国人オンリーというわけでも無く、小さい店もいっぱいあり、アイスキャンデーを買ってる地元の人もみかける。ハバナの明るい方の一面だ。

キューバでは馬車はとても一般的な乗り物だ。人運搬用としても荷馬車としても大活躍しているが、ここハバナに限ってはさすがに馬車の活躍する余地は無い様で、もっぱら観光用のものが走ってる。かなり高そうだったのでさすがに乗る気はしなかったが、見てるぶんには、風景に溶け込んでいて良い感じだ。

道の上をバス、乗用車、トラック、カメージョ、ココタクシー、馬車、ビシタクシー(チャリタク)などほんとにいろんな種類の乗り物が行き交ってる。これもキューバらしい風景だ。
ちょっと遠めになってしまったが、革命博物館の遠景だ。キューバで一番重要な博物館なのである。とにかく革命がぎっしり詰まっていて満腹感120%。それだけ革命に対する強い思いが感じられる。以前ドラゴンアッシュが「vi va la revolution」と歌っていたが、正直ここに来るとこの言葉はそんなに気軽に使っていい言葉では無いという気がした。革命とは戦ってつかむもの。思想は抜きにして何かのために生命をかけて戦って、それを勝ち取って、それをここまで誇りにできるというそのスタンスがとてもうらやましい気がした。
なんとも不思議な銅像はサン・フランシスコ広場(だったかなぁ)わきにあった。等身大かつあまりにも普通に路上に立ってるので、銅像なのに生身の人間の雰囲気がある。写真の人たちもあまりに本物っぽい感じにびっくりしてるんだと思う

なんかシャレが効いていて妙に気にいった。
ヘミングウェイがフィンカ・ビヒアに定住するまでの常宿だったホテル、アムボス・ムンドス。非常に気にいってたようだ。部屋まで決まっていて、その部屋511号室は現在では小さい博物館になっている。手動のエレベーターで5階まであがり、表示の無いところをうろうろ歩いていたら、奥まったところにあった。ヘミングウェイの使ったタイプライターなどが展示されている。ホテルの一室なんでごく小さいけど窓からの眺めは良かった。

備え付けのノートを見たら、日本人がいっぱい書き込みしていた。なんだかなぁと思いながらしっかり僕も書き込んだ。
アルマス広場もカテドラル広場とならびハバナ・ビエハ観光の起点になるところ。ヤシの木で囲まれカテドラル広場に比べるとだいぶ落ち着いた雰囲気がある。露店も本やアート品を売ってる店が多い。

この写真は市立博物館の上から撮ったもの。この博物館はスペイン植民地時代の提督の住居だそうで、立派なパティオがある。そんなにすごいものは無かったけど、屋上からの眺めが良かったのと係員の愛想が良かった。手動のエレベータはアムボス・ムンドスのに比べるとぼろぼろで「やばい?」って感じ。ぎしぎし音立てながら動いてました。
   
@ハバナ(ハバナ・ビエハ)


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