(5) 食事
(6) 宿泊
(8) ヒネテーロ(闇屋)

(7) 治安
キューバのホテルは総じて高い。金額は欧米並みに近いが内容は及ばないと評判だ。ハバナ・リブレでシングル一泊140$ぐらい。おまけに安ホテルが少ないし、あってもすぐいっぱいになってしまう。そんなわけで、宿泊代を安く上げたい人は カサ・パルティクラール(casa particlar)と呼ばれるキューバ式民宿を利用することになる。casa は政府の許可制で、1軒につき2部屋までと決められていて、経営者は毎月かなりの額(額不明、100ドルぐらいとも200ドルぐらいとも聞く)を税金として納める。

casa の良いところは値段の他に、やはりキューバの生活に直接ふれられること。これはとても貴重だと思う。逆に悪いところはプライバシーが無いことや宿によっては設備が貧弱なこと。casaの数はほんとに多いし何より普通の民家なので設備は見事にばらばら。料金は、ハバナは全体的に高めで20〜30ドルぐらいはする。。サンティアゴはもう少し安かった。

サンティアゴで使ったcasa、扉の上の方に政府公認の青いマークがある
行きあたりばったりで行っても、なんとかなるけど、これだと良い casa にあたることは少ないので、ある程度日本で情報を集めてから行った方がいいかも。casa 同士のネットワークなんかもしっかりしてるようなので、ハバナで良い宿にあたったら、そこでサンティアゴの宿を紹介してもらうといった手も良いみたい。

casa やってる家って、重い税金払ってるけど、もともと一般キューバ人の平均月収は10ドルほど。客一人泊めればそれを軽くそれを超えてしまうようなレベルの商売やってるのだ。そりゃフレンドリーにもなるわなぁとちょっと意地悪い見方をしてしまう。泊まったついでに葉巻や酒まで売りつけてくるところもあるけど、もう論外だよね。casa に泊まるってのは、これはもう絶対オススメでそれは間違いないんだけど、本当のキューバの生活はもっと別のところにあるのかなって気はする。
キューバ観光最大の弱点は残念ながら食事かも。まずキューバ人は魚をあまり食べない。ほんと島国なのにもったいない。またモノ不足のためか料理にあまりバリエーションが無い。ここにスパイス一つ効かせればなんてのはよく思うんだけど。

主食はコングリという米と豆を一緒に炊いたもので、見た目も味も赤飯に似ているし、これ自体は悪くない。肉は鶏肉と豚肉が多い。調理方法がワンパターンなので、毎日だとあきるが、これもそう悪くは無い。一番の弱点は野菜だと思った。生野菜がひどいのだ。サラダに期待するのはやめた方が良い。
考えてみるとガイドに載ってるような有名なレストランはほとんど行かなかったなぁ。道歩いてて適当に入ったりしてたので、よく覚えてない(笑)。言えるのは、キューバ飯が辛くなったら、中華街。ホテル、ナシオナル・デ・クーバの近くにあったパラダール「ロス・アミーゴス」はコングリに一工夫あって美味かった。スペイン語の先生は「エル・アルヒーベ」を薦めてました。ハバナには日本食のレストランもあります。ミラマール地区の高級レストラン「トコロロ」の中にあるんだけど、やっぱ高いみたい。

そうそう映画「苺とチョコレート」でお馴染み、コッペリアのアイスクリームはなかなかおいしかったです。ハバナ・リブレ向かい側の公園にある店が本店です。2回食いました。なんかアイスばっかり食ってたような錯覚が・・・。
確かにキューバは夜でも一人歩きできるほど治安が良い。でも、最近はそうでも無いみたい。お世話になったAさんによると、ひったくり等にあって警察に被害届に行く日本人旅行者に付き添った事が何度もあるそうだ。

殺人レベルのものはさすがに少ないようだけど、一度盗まれたら絶対戻ってこない。キューバは白人と黒人で構成されているので、アジア人は黙ってても、とても目立つ存在なんだよね。言い方は悪いけどハバナ・ビエハあたりは地方から流入してきた低所得者が多く住んでいるので特に注意が必要。
モロ要塞から見たハバナ・ビエハ キューバの夜は市街地といえどもとても暗いのでなるべく人通りの多い道を歩くこと。マレコン通りあたりでの被害も多いらしい。とにかく過信は絶対に禁物。
社会主義の弊害か、いい若いもんが、仕事もしないで日がな一日ぶらぶらしている光景をよく見かける。ぶらぶらしてくれるだけならまだいいんだけど、やっかいなのはこいつらが観光客にちょっかいを出してくること。葉巻、酒、女、まんま「たかり」などいろんな話を持ちかけてくるのだ。当然のことながらこの手の話にのっかってもろくなことが無い。せいぜいニセモノを売りつけられるのが関の山。

キューバ人はもともと人懐っこい人たちで南米以上に「アミーゴ」的な感覚なんだけど、最近はヒネテーロも巧妙で、最初に商売ネタを持ち出さず世間話から始めるので単に話がしたいだけなのかこちらもよくわからないのだ。
ハバナ(特にビエハ)は観光客ずれが特に激しい。ハバナで声かけてくるやつはもはやほとんどヒネテーロだと言っても過言じゃない。1回2回なら笑い事で済むが10回20回となってくるとかなりのストレスになってくる。誰かが声かけてくれば本能的に身構えてしまうし、そういうのは相手にも伝わってしまうので、こうなってしまうと、もはやコミュニケーションどころでは無くなってしまう。シドがハバナ滞在の後半で観光気力を無くしてたのは、やはりこいつらの存在によるところが大きいかも。

革命広場の近くで、やっかいなヒネ2人組につかまり、ようやく振り切って後ろを振り返ったら、とても心配そうな顔をした中年婦人と目が合った。どうやら一部始終を見ていたらしい。こんなことを言った。「キューバ人はみんないい人ばっかりなのよ。でも全部じゃないの。少しだけどやっぱり悪い奴もいるの。あいつらは性質が悪いから、あなたも十分気をつけなさいよ。」そう、ほんとにそう思う。キューバ全体から見たらほんの少しなのだ。でもそいつらが、キューバ全体のイメージダウンになりかねないぐらいのさばっている。

とにかく相手のフィールドに入ったら終わりなので、どこかに連れて行かれそうになったらすぐ話を止めること。また、言いたいことは徹底的に言ってやること。英語もスペイン語も一切しゃべらずひたすら日本語だけまくしたてるのもいい。ここは警察の目が随所に光ってるので、手を出してくることはまず無い。


キューバ
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