5.ザグレブを歩く−旧市街−2
  いきなり派手な屋根が見えてきた。なんじゃこりゃ?とガイドブックをのぞけば聖マルコ教会というらしい。なんかえらくぴかぴかしてると思ったら、教会自体の歴史は古くても復元されたのは1880年だそうで、まぁそれでも十分古いんだけど。

屋根の2つ見える紋章の左側はクロアチア王国,ダルマチア地方,スラヴォニア地方を表す紋章で、右側はザグレブ市を表すそうな。
しかし趣味がいいのか悪いのか・・・。

すぐ近くには石の門という史跡があって、中に礼拝堂がある。イマイチぴんと来なかったけど、礼拝堂の前にはお祈りする人が後を絶たない。有名な聖母マリア像があるっていう話だけど、写真の右上に写ってるのがそうなのかねぇ。
6.ザグレブを歩く−旧市街−3
  引き続き旧市街散策。ロトルシュチャック塔からの眺めは秀逸。塔のすぐそばには何と新市街から旧市街に登る小さなケーブルカーがある。旧市街への勾配がどれだけ急かわかる。お金がもったいないので見るだけにして歩いて降りたけど(笑)。

旧市街散策も満足して、新市街と旧市街を分けるイリツァ通りに出た。ケーブルカーの下駅のすぐ近くにアイスクリーム屋があって、なかなか繁盛している感じなので、僕も買ってみた。あとでガイドブック見たら、ちゃんと載っていた。有名な店らしくってなかなか美味かったけど、愛想はイマイチだったな。

時間は16時過ぎ。今度は新市街散策へ。
7.国立劇場にて
  インフォメーションではホテルを探しついでに、夜の催しものも聞いた。あんまりそういう質問をする人はいないのか、ちょっととまどっていたが、今日の国立劇場の演し物は無いと断言していた。

クロアチア国立劇場はチトー元帥広場にあって、堂々たる建物。広場にはチューリップはじめいろんな花が咲き乱れていて建物とのコントラストが美しい。旧市街の雑然さとはまた違った整然とした風景。

念のため入口付近で演目を確認したら、何のことは無い、今日の公演もあった。演目はヴェルディの「ナブッコ」。おまけに別に計ったわけではないけど、そのときの時間はまさに当日券発売開始時間の16時半ぴったりだったのだ。

これは行くしかないと当日券売場に行ってさっそくチケットゲット。3000円ぐらいだったかなぁ。オペラにしちゃとってもお安い。
急にアートするなぁ!
ケーブルカーの下駅
噴水と遊ぶ子供たち



8.ザグレブを歩く
  チケットを買ったら開演まで1時間ちょっと。メシを食うのは中途半端なので、そのまま新市街観光を続けることにした。駅の方まで歩いていく。駅前広場のど真ん中をトラムは急カーブしながら横切っていく。その走る感じがとてもいいんだ。危ないっちゃ危ない気もするんだけど。そのまま隣接のトミスラフ広場を散策する。

さすがに歩き疲れたので、ズリニスコガ広場(変な名前)で休む。土曜日の昼下がり。子供たちは遊んでるし、みんな楽しそうだ。「なんて平和な風景」と思ったこの場所で約10年前は壮絶な戦闘が行われていた。そこにはそれをうかがわせるものなんて何一つ無かったけどね。

ぼけ〜っと行きかう人たちを見ていたら、18時近くになっていた。僕は荷物を持って国立劇場に戻った。
トミスラフ広場。中央はトミスラフの騎士像
駅前で急カーブ
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4月30日
階段の上から街がよく見える
聖マルコ教会
石の門の礼拝堂
塔の上から
チューリップと国立劇場

9.オペラ
  何しろ昼中汗だくで歩き回った上に、無精ひげ。おまけに汚いデイバッグ下げてるという、およそオペラを見に行くには超失礼な格好で、会場に乗り込んだ僕は当然のように入口で止められた。いくら服装は問わないとはいえ、これは自分でもしょうがないと思った。周りは盛装してる人ばっかりだしね。

荷物検査されたけど、まぁいちおう中には入れた。プログラムというよりは限りなくチラシに近いプログラムを見てあきれた。クロアチア語なのだ。国立劇場たるもの英語表記ぐらいあると思ったが甘かった。外国人のことなんて何にも考えてない。

席は前から2列目だったが、思いのほか視角的にも無理が無く、オペラはなかなか楽しめた。「ナブッコ」はストーリー全然わからなかったけど、ある程度推測がつけられたし、音楽は良かったしね。やはりここもヨーロッパの端くれ。この楽しみはやめられまへん

オペラは長くって3時間半ぐらい。終わったら10時前で、そこからレストランを探すのもおっくうで、ホテルの近くのマクドナルドで済ませてしまった。オペラとマック。なかなかおつなとりあわせだ。

かくして僕の長い一日は終わったのだった。
夜の国立劇場
クロアチア・スロヴェニア
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