37.シュルレアリスム
ソニアンが見てみろと言う。
狭い塔を下からもぐりこむようにのぞきこむ
目に飛び込んできたのは右の写真の光景だった。
まるで空中で止まってるみたいだ。
とっさにルネ・マグリットの「ピレネーの城」の絵を思い出した。
空に浮かぶ巨大な石の絵
ちょっと強引だけど、モナリザのかたきはマグリットでとったというところか。
36.ガジュマルの木の下で
「天空の城ラピュタ」というアニメ映画がある。今や巨匠の名をほしいままにする宮崎駿監督作品だ。宮崎作品にしてみれば公開当時の興収は大したこと無かったが、「好きな作品アンケート」を取れば並居る有名作品をおさえてトップになってしまう作品だ。メッセージ性は強くないが爽快感はダントツ。当然僕も大好きな作品だ。

この遺跡タ・プロームはそのラピュタのモデルになったという。

天空の城といえば、同様の異名をとるペルーのマチュピチュ遺跡が有名だし、実際外観はあちらの雰囲気に似ている気がする。だがあちらには無くて、こちらにだけあるものがある。

榕樹(ガジュマル)だ。
 
この木は、その大きさもさることながら、根っこの破壊力がすさまじい。蛇のように遺跡にからみついてそれを着実に破壊していく。タ・プロームはその自然の力を敢えて人々に見せるために修復の手は入っていない。実際自然の驚異は驚くばかりだ。この根っこの形は紛れも無くラピュタに出てきた木々のそれと同じだろう。
 
ガジュマルの根は中が空洞で、木自体も何の利用価値も無い害樹だとソニアンは言う。だが一つだけ大きな利用価値がある。

こいつは我々に自然の脅威を目の当たりにさせてくれる。
ガジュマルの上に寄生樹がからみついる
浮いてるようにも見える
ガジュマルの木をバックに
写真ポイント
そびえる塔
まさに縦横無尽
西門付近で
ガジュマルの木の下で


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