5.未体験ゾーンへ
この滝は映画などにもときどき登場する。ウォン・カーワァイの「ブエノスアイレス」での印象的な使われ方は記憶に新しいし、もっと直接的な使われ方ならロバート・デ・ニーロ主演の「ミッション」という映画は、もろこのあたりが舞台だ。もっともこちらの方は眠気を催すような作品だったが。

しめくくりはエレベーターに乗って上から「悪魔ののどぶえ」を見下ろすアングル。まったくすさまじい迫力は衰えをしらない。写真をどんなに大きくしても伝えきれるものでは無いのが残念なところだ。
6.密林の中
今度は少し目先を変えて国立公園内のジャングル探検に出かけた。もともとこの国立公園の大部分は密林地帯。目玉は滝だけでは無いのだ。

4WDの車に乗り換え密林の中の道を走る。珍しい樹木を眺めながらしばらく走った後、車を降りて今度は原生林の中を散策する。森の中は先ほどの豪快な滝とはうってかわって静寂の中にあった。

すがすがしい空気を胸いっぱいに吸い込むと、生き返った気がする。ちょっと日本風な感じのする小さい滝などもあり、長野の御泉水の森を散策したことを思い出した。ジャングルといえばもっと喧騒の世界を予想していたが、ちょっと意外な気がした。

こうやってジャングルの中を歩いていくうちにいつか小さな船着場に出た。

展望台の上階層から

滝壷横の展望処。左側が「悪魔ののどぶえ」

ボートで滝に向かう。この後壮絶なことに

蝶の群れです

この後カメラは退避、壊れなくて良かった。

7.ボートに乗って
ここでボートに乗り換えた。

次はボートで滝へのアプローチだ。定員一杯、さまざまな人種を乗せた15人ぐらいの小さなボートで、川に向かって漕ぎ出す。(もちろんモーターだ)
前の西洋人(たぶんアメリカン)の子供がはしゃいでる。吹く風は心地よく、ボートは快調に走りつづけた。そうここまでは良かったのだ・・・・

だんだん滝が視界にはいってくる。と、思うまもなくボートは一気に滝に突っ込んでいく。

「ばしゃ〜っ ! !」

上から洪水のような水がたたきつける。一瞬周りがわからなくなる。再び視界が開けたときには乗客全員ずぶぬれだ。だがどういうわけかみんなニコニコしている。
前の子供などさっき以上にはしゃいでいる。僕はっていうと・・・・もちろんもっと笑ってたさ。
 
濡れないと客が怒るそうだ。そんなわけでカジとりのおじさんは何度も何度も滝に突っ込んでいく。もう無茶苦茶だ。カメラが濡れないようにかばうのが精一杯。

搾れば、それこそ滝のような水が流れそうなTシャツとジーンズを着たまま船着場に戻ってきた僕も他の乗客も、子供のようにニコニコしていた。楽しい体験だったよ。
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いちおうお約束でしょうね



ペルー・ブラジル

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