26.アウトバゴン
今日はマチュピチュに向かう。体調はまずまず。旅も終盤にはいってきたが、まだまだ見所は多い。

マチュピチュに行くには方法は2つ、電車か徒歩だ。オリャンタイタンボぐらいまでは何でもいけるが、その先に車の通れる道が無い。僕はお手軽な電車を選んだ。徒歩で行くルートは「インカ道トレッキング」として知られ、ツアーだと3泊4日ぐらいの行程だが、電車の窓から垣間見るコースはひどく魅力的に見えた。いつか挑戦してみたい。

マチュピチュまではアウトバゴンという専用列車が走っているが、これがペルーのイメージからは程遠いしゃれた電車で、そのままヨーロッパを走らせても違和感無い。かなり西洋人を意識しているようだ。

朝6:00発。だがスピードは遅い。100kmほどの行程を3時間半かかるのだからその遅さは見当がつくだろう。急な坂道をスイッチバックでゆっくりゆっくり登っていく。
27.バスに乗り換えて
マチュピチュまでの行程はイメージ的には登っていく感じだが、実は完全な下りだ。写真でみるマチュピチュは山頂にありさぞ高いところにあるように思えるが、実は標高約2400mでクスコより1000m近く低いところにあるのである。2400mでも十分高いが。

電車はほぼ定刻にアグアス・カリエンテス駅に到着。アグアス・カリエンテスとは温泉を意味する。まぁ草津とか湯布院とか、そんなイメージだな。そのままバスに乗り換え一路マチュピチュを目指した。バスは狭くって急な残り坂を何事も無いようにどんどん登っていく。マチュピチュはまだ見えない。

遺跡は到着するまでほとんど見えない。最近まで発見されなかったわけだ。マチュピチュは1911年アメリカの考古学者ハイラム・ビンガムによって世界に紹介されるまでその存在をほとんど知られずにきた。数百年も支配したスペイン人ですら知らなかったのだ。

ゲート到着して入場料を払い、少し歩く。それは突然目の前に現れた。 
 
アウトバゴン。贅沢車両です。
朝方のクスコ市街
アグアス・カリエンテス駅
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28.マチュピチュ探訪
マチュピチュとは「老いた峰」という意味。「老」があれば「若」もある。隣にはワイナピチュ(「若い峰」)というがそびえてる。

マチュピチュは要塞形式のつくりになっているが、スペイン人に対する反撃の拠点だっただの、実は大学だったとか、4つある州の一つの州都だったとかいろいろ諸説はあるみたい。

一時、インカ最後の都ビルカ・バンバでは無いかと言われたこともあったが、これは違うことが確認されている。ビルカ・バンバはさらにアマゾン側にはいったところにある、インスピリトゥ・パンパといわれる遺跡がそうであることがすでに確認されているからだ。

だがある日突然インカの人々はここを焼き払いさらに奥地に消えていった。これもインカのなぞの一つだ。

規模に違いはあっても倉庫、墓、見張り台、神殿、祭壇など基本的な構造は他の遺跡やクスコなどとも共通している。
 


ペルー・ブラジル

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