23.日本に向けて
後は帰るだけだ。

フェアバンクスに向かうセスナは最後にビッグなプレゼントを用意してくれいた。晴れた空から眺める雪に覆われたアラスカの大地は思わず息をのむぐらいの美しさだった。

抜け殻のような体を引きずり、22時頃アンカレッジ到着。ほとんど何もしないまま、宿泊。翌朝早くにはシアトルに向かう。極めて順調だ。昼過ぎシアトル発成田行きのノースウェスト機は定刻どおり離陸していった。

アンカレッジ空港名物のシロクマ

旅の記憶

ロッジでくつろぐ

24.緊急着陸
残念ながらすんなり帰国とは行かない。

離陸直後からよく揺れていた飛行機はそれでも数時間飛行した。すると突然機長からアナウンスが入った。英語はさっぱりわからなかったが日本人乗務員が通訳してくれた。

何でも乗務員の一人が具合が悪くなってしまったらしい。アンカレッジに緊急着陸するとのこと。今朝出てきたばかりなのだが・・・・

この後が良くなかった。再び飛び立つには再給油、整備等が必要。しかも乗務員規程により今日はもう飛べないとのこと。つまり乗客は全員アンカレッジ宿泊ということだ。

翌日の仕事がかなり気がかりだったが、こればかりはどうしようも無い。
25.成田着
こういう状況も腹を据えてしまえば、もうそれほど動揺することでもない。とにかく自力ではどうしようも無いのだ。初めてシェラトンホテルに泊まれたし、夕食も無料だった。やろうと思ってできる経験では無いし、貴重な経験だった。

飛行機は翌朝無事に離陸し今度こそ本当に成田に向かって進み始めた。複雑な思いと裏腹に雪景色のアラスカは少しずつ遠ざかっていく。今度こそほんとにお別れだ。それから後のルートは順調だった。

10時ごろ成田に到着した。成田はそれほど寒くは無かった。

アンカレッジ空港名物のグリズリー

26.極北の地で過ごした時間
夜空を舞う華麗なオーロラ、そして温かいロッジ

厳しい暮らしを想像していたんだ。
寒い国じゃ心も凍るのかと。

でもみんな信じられないくらい温かい人たちだった。

もう次の訪問の計画をたててるんだ。

次はどこに泊まろうか?

きっと幾たびに素敵な思い出が積もっていくんだろうな。

アラスカを訪れて本当に良かった。

旅の記憶



アラスカ・オーロラ旅行記

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