5.スキーランドの憂鬱
雪は降り続いている。
とても晴れるようには思えないが、それでも22時頃には準備を整え他の宿泊客と一緒に山頂のスキーランドに移動した。徒歩で10分弱の距離だ。スキーランドは名前の通り本来はスキー場なのだが夜はオーロラ観測所に変身する。それにスキー場は土日しかオープンしていないらしい。

スキーランドはいくつかあるロッジの中でもフェアバンクス市内から比較的近く、市内からの観測ツアーが開催されて大挙して人が押しかける。アラスカでオーロラを見た人ならここで観測したという人も多いのではないだろうか?

僕達が着いた頃には人はほとんどいなかった。でも23時を過ぎたぐらいに、フェアバンクスから観光バスが何台か到着し、いきなり日本人であふれかえった。とてもにぎやかでやかましく、ここが極北の大地だというイメージは完全に吹き飛ぶ。

7.犬ゾリに乗った
翌日も雪。しんしんと降り積もる。

オーロラ観測といってもそればかりやってるわけでは無い。昼間にはいくつかのオプションがある。犬ゾリやスノー・モービル、クロスカントリースキーなんかが定番だ。今日は犬ゾリを体験する。

犬ゾリの犬は全部で10匹ほどだった。ハスキー犬なので見た目は恐そうだが、とても人なつっこい。犬に人が引っ張れるのかと思ったが、意外に軽快だ。ただ新雪の道を歩きにくいのは人間だけでは無い。イヌもかなり辛かったようで、今日のスピードはいつもの半分ぐらい。ジェットコースターみたいな感覚は味わえなかった。

全部で10匹ぐらいいる中にも役割があって、一番先頭にたつのはやはりリーダー犬、一番後ろは力が一番強い犬。チームワークが大事らしい。

なかなか楽しい体験だった。

 

ロッジの周辺の風景

6.スキーランドの憂鬱2
気温はせいぜい−10℃ぐらい。−40℃にもなるというフェアバンクスの気候からすれば、今年は相当な暖冬だ。異常気象の影響はここでも深刻なようだ。

12時を過ぎようとも1時を過ぎようとも全く晴れる気配無し。というかどんどん悪くなってる。いったいいつまで続くのだろう?観測予定日はあとまだ3日あるが、すべて曇りだったらどうしようかと不安になる。大勢の人々の雰囲気もだんだんよどんだ感じになってくるのが手にとるようにわかる。

結局今日は早めに見切りをつけた。1時半頃ロッジまでまで撤退。そのまま疲れていたせいもあってあっという間に寝てしまった。

いろんなイヌ達の表情

同じくロッジの周辺の風景



アラスカ・オーロラ旅行記

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